8月12日(火)、ナロー大会2本目。
近鉄四日市駅に到着し、ここで乗り換え。
名古屋線のりばから、目的の内部・八王子線のりばに向かいます。











近鉄名古屋線と湯の山線は高架駅舎のほうになるのですが、内部・八王子線は地上駅舎のほうになります。
駅舎が離れているため、長い通路を渡っての乗り換えとなります。



さて、内部・八王子線のりばに到着しました。
ここから再びナローゲージに乗車です。


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内部・八王子線ののりばは9番・10番のりば。
全ての列車が近鉄四日市駅発着で、下りは内部行きもしくは西日野行きです。



日本で3路線しかないナローゲージ路線のひとつである内部・八王子線。
三岐鉄道北勢線同様、車両がすごく小さく感じます。



まとめて内部・八王子線と呼ばれているこの路線ですが、正確には近鉄四日市〜日永〜内部間が内部線、日永〜西日野間が八王子線です。
開通は八王子線のほうが早いのですが、簡単にその歴史をまとめてみます。

・1912年 三重軌道が日永〜八王子村(後の伊勢八王子駅)間開業
・同年 日永〜南浜田間(現在の近鉄四日市〜赤堀間に存在)開業
・1915年 南浜田〜国鉄四日市間延伸開業
・1916年 三重交通により軽便鉄道へ転換、三重軌道としては路線廃止
・1922年 三重交通が鈴鹿支線として日永〜内部間を開業
・1928年 四日市〜諏訪(四日市〜南浜田間に存在)を廃止して伊勢電気鉄道に路線跡を譲渡
 (伊勢電気鉄道は後に数回の会社合併により近畿日本鉄道となる)
・上記廃止に伴い起点駅が四日市鉄道(当時は現在の近鉄湯の山線を運営)の諏訪駅に統合
・1931年三重交通が四日市鉄道を買収
・1944年南浜田駅が廃止、湯の山線とこの路線が三重線という名称になる ・その数ヶ月後 湯の山線は元に戻り、諏訪〜日永〜内部間が内部線、日永〜伊勢落王子間が八王子線という名称になる
・1956年、近鉄名古屋線のルート変更に伴い赤堀〜諏訪間が廃止され諏訪駅が現在の近鉄四日市駅(当時は近畿日本四日市駅)に移転し、赤堀〜近鉄四日市駅に新線が敷設され起点が近鉄四日市駅になる
・1964年、三重交通が三重電気鉄道を設立し鉄道事業を分離譲渡
・1965年 三重電気鉄道を近畿日本鉄道が合併、内部・八王子線は湯の山線と伴に近鉄所属線になる
・1974年 集中豪雨で八王子線西日野〜伊勢八王子間が不通となる
・1976年 西日野駅は移転し復旧、西日野〜伊勢八王子間は廃止

三重電気鉄道の件は三岐鉄道北勢線乗り鉄記のエントリーでも書いたとおりです。
本当はこの西日野〜伊勢八王子間の廃線跡探索も目論んでいたのですが、三岐鉄道北勢線のスタンプラリーで歩き疲れたため今回は見送りました。(汗)



これが内部線の終点、内部駅です。





駅の横には内部車庫が隣接しています。





車両は3両編成、両端の車両は運転席側に向く席が固定されています。
真ん中の車両はロングシート車両です。







では内部駅から折り返した電車の中から撮影した電車後方の車窓をご覧ください。



ここから折り返し、西日野駅に向かうのですが、長くなってしまったのでこの続きはまた明日。(汗)