鉄道好きとして信じられない、とんでもない大事故、想像出来ない大惨事が起きてしまった。
そう、みなさんお察しのとおり、兵庫県尼崎市のJR福知山線、通称宝塚線で起きた脱線事故である。

携帯電話に入ってきた臨時ニュースのメルマガでこの事故のことを知った。
でも、そのニュースはいまいち飲み込めなかった。「マンションに激突」とあったので、「どういうことだ?」と首をかしげてしまった。

昼休み中、パソコンでニュースのサイトを見て驚愕した。
ありえない光景である・・・。
まるで紙くずのように車両がつぶれ、隣接するマンションへ折り重なるようにぶつかっている・・・絶対にありえない・・・。

だんだん時間を追うごとに、亡くなった方の数は増えていくばかり。
付近住民の方々の協力も得ながらの救出作業もままならないらしい。

鉄道事故レベル「レベル4」・・・急行「きたぐに」の北陸トンネル火災事故、信楽高原鉄道での列車正面衝突事故に次ぐ3例目らしい。
でも亡くなった方の人数は、すでにこの2つの事故を上回った。
海外でもトップニュースで取り上げられているらしい。

「事故直前の停車駅でオーバーランしたため、その遅れを取り戻すために速度を上げていた」「事故車両は軽量化が図られたタイプだったが、設計段階で側面衝突は想定外の範囲だった」「旧運輸省が指導していた防止ガードがなかった」「自動列車停止装置(ATS)が古いタイプで作動しなかった」「運転手は以前にもオーバーランを起こし、3度の訓告や厳重処分を受けていた」・・・もうすでにいくつもの事実が判明し、問題が指摘されている。今後事故は解明されるであろうが、JR西日本の対応も問題となるだろう。

今は推移を見守るしかないが、JR西日本や我が近くを走るJR九州など、鉄道会社の方々には今後こんな大参事が起きないよう、早急な対応を望みたい。
そして、この事故で犠牲となったみなさまのご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々の早期のご回復を心から願います。 [が]